2023年12月11日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri02 ごあいさつ はじめに 2018年に患者さん向けに書いた医療関連図書について 2018年に、日頃の診療から感じていることを交えて、糖尿病をはじめとする生活習慣病の話や専門の消化器新案の話、さらに患者さんが医療機関を受診するときに役立つ賢い受診の […]
2023年12月10日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri 賢い受診の仕方 かかりつけ医に消化器内科医を勧める理由 頻度が高い病気といえばまず感染症、次に生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)とその合併症である心筋梗塞や脳血管障害などの動脈硬化性疾患である。そして、もう1つ 怖い病気が癌であろう。消化器内科医は、医師となって学び診療す […]
2023年12月9日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri 賢い受診の仕方 データのコピーをもらおうー過去データは宝の山 患者さんには検査結果のコピーをもらうことをお勧めする。特に複数の病院にかかることがある場合には、それぞれの病院で行った検査のコピーを持っていることが大切だ。 今は、ほとんどの病院が電子カルテを用いている。マウスを数回クリ […]
2023年12月8日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri ピロリ菌、胃がん・大腸がん検診など 内視鏡を受ける間隔は?ー確率論的には2年に1回? 「 胃カメラは毎年受けた方がいいのでしょうか?」 内視鏡室で検査をする前後に患者さんからよくされる質問の1つである。 胃癌を発症する可能性・リスクから考えると、まずはピロリ菌との関連だ。 「私はずいぶん前に除菌したから一 […]
2023年12月7日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri02 症状の話 痛みの伝え方ー痛みの客観化は難しい 痛みは主観的な感覚であり、それをうまく伝えるのは難しい。その伝え方のコツを順に説明する。 ①痛みの部位 どこが痛いかによってどの臓器の痛みであるかわかることが多い。ただし、心筋梗塞の際に、放散痛として感じる歯の痛みや、虫 […]
2023年12月6日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri 患者や家族としての知恵 大切な人の受診には同席してー同伴者が医師とコミュニケーションを あなたの大切な人、例えば配偶者や肉親が病院を初診する際、特に本人が受診を渋り、あなたの強い勧めでようやく受診したような場合には、診察室まで付き添って見守ることが的碓な医療につながることが多い。 医師にとっては、目の前にい […]
2023年12月5日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri02 インフルエンザや感染症の話 食中毒の話ー消化器内科医が食中毒になってはシャレにならない 消化器内科の看板を背負っているので自分が食中毒になるわけにはいかない。 そのため、日頃から異常なほどに食中毒の危険を避けるようにしている。 生牡蠣は遠慮している。牡蠣は、多量の海水を体に吸い込み、濾過してプランクトンを食 […]
2023年12月4日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri 知っておきたい薬の話 長期処方の損得ー主治医をかかりつけ医として期待するなら 高血圧や高脂血症の薬は、新薬でなければ最長3カ月分の処方をすることができる。長期処方を受ければ、通院する時間や診療費などを節約することができる。コストだけを考えれば長期処方がよいに決まっている。だが、総合的にはどうであろ […]
2023年12月3日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri 消化器の病気の話 虫垂炎は難しいー特に若い男性は注意を 消化器内科で最も難しい病気は、虫垂炎であろう。早く正しく診断をつけないと薄い虫垂の壁が破れ穿孔し、腹膜炎になるからである。 虫垂炎は最初、上腹部の痛みで始まることが多い。それから、炎症が虫垂の壁の外側(臓側腹膜)まで及ん […]
2023年12月2日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri02 消化器の病気の話 膵臓癌は早期発見が難しいー膵臓癌のリスクの高い人は? 一番発見が難しく予後が悪い癌の1つが膵臓癌である。2017年8月に公開された国立がん研究センターの集計でも、癌の大きさが2cm以下でリンパ節転移のない状態であるⅠ期で見つかったのが6.3%しかない。そのⅠ期の5年生存率が […]
2023年12月1日 / 最終更新日時 : 2023年12月11日 itkc_kanri 診療や地域活動の中で感じること 男が長生きするには?ー伊達男と料理人 「75歳以上の男は、妻が先に他界するとほとんど3年以内に死んでしまう」 以前どこかで聞いた話だ。ただ、この話には「伊達男と料理をつくる男以外は」という例外がついていた。 妻に頼り切っていた男は、その頼りの妻がいなくなった […]