2007/02/10
高校の生徒会の保健委員会に、学校医として参加した。
テーマは「早寝早起き朝ごはん」。
養護教諭の指導のもと、生徒の食生活や睡眠に関するアンケートを踏まえて話し合った。
集計結果がスライドで次々に示された。
「83%が朝食を食べている」「昼の弁当持参は94%」
「夕食を毎日家で食べる人は95%」「清涼飲料水をあまり飲まない人は56%」
「カップ麺などのインスタント食品をあまり食べない人は95%」など、
予想以上にしっかりとした食生活に感心した。
その一方、「12時前に寝る人は半数で、残りはテレビ、ゲーム、メールで夜更かししている」
「朝、すっきり目覚める人は35%」「朝食は半数の人が主食しか食べない」といった問題点も示された。
話し合いの最後に「夜更かしすると、午前中、体温が上がりにくい」
「成長ホルモンは夜中の零時ご ろの熟睡時に多く分泌される」など、
「早寝早起き朝ごはん」の必要性が説明された。
朝、親に起こされて、ご飯かパンだけを食べながら登校の準備をし、
弁当を持って慌ただしく出て行く姿が想像された。
朝練習のある運動部では、朝食の弁当も持参するとのこと。
テレビで報道されている都会の一部の高校生と違って、
家庭の中で愛されて育っていることを実感させられた。