2006/03/04
「大丈夫か?」と男の子に聞く時は気をつけなくてはいけない。
小学校高学年であれば「うん、まだ大丈夫」と答えるし、
高校生であれば「はあ、大丈夫ッス」と答える。
これは、病気の程度が軽くて大丈夫なのではなく、「俺は一人前の男だ。
これくらいは我慢してみせる」という程度の意味でしかない。
「大丈夫」と言いながら、その時すでに虫垂(いわゆる盲腸)が破れて腹膜炎になっていた子もいた。
インフルエンザでフラフラになり入院を勧めたのに「大丈夫です」と
医院の玄関まで歩いて行って倒れ、入院した中学生もいた。
若さのエネルギーが、ぎりぎりまで体を支えてしまうのである。
夏場の熱中症が代表的だが、部活動などで、まれに死亡事故が発生する。
そのほとんどが男子である。
中学校、高校ともに、体力が上級生より劣る一年生には特に気をつけてほしい。
指導者や上級生に引っ張られる形で激しい運動を同じように行う上に、
休むことは「脱落」で「根性がないからだ」と考えがちな場に身を置いているからである。
体調の悪い日に無理をさせないのはもちろんだが、
運動中に子供の具合が悪くなり、いつもと様子が違えば、
「大丈夫」と言っても休ませ、医師の診察を受けさせるのが賢明である。