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魚の骨にご用心

年齢とともに口やのどの機能が低下し・・。

2010/01/27

魚の骨にご用心

「魚の骨がのどに引っ掛かった」と来院される患者さんが年に数人いる。
「魚の骨ぐらい」と思いがちだが、大変な目に遭った人もおられるのではないだろうか。

口からのぞいて見える所に骨が引っ掛かっていれば
耳鼻科の先生に取り除いてもらうのが一番だろう。
骨が見つからなければ、食べ物の胃への通路である食道に引っ掛かっている可能性があり、
胃腸科・消化器科で、内視鏡を使って確認することになる。

食道は、肺や心臓が位置する胸郭の中央を、
気管や大動脈・心臓に沿うように通って胃に達する。
内視鏡検査の最中にモニター画面に映る自分の胃の中を見た経験のある人は、
食道の壁が心臓の鼓動に合わせて動いているのをご覧になったことがあると思う。
食道の壁は粘膜と2層の筋肉から成るが、厚さは約4mmと胃の壁よりも薄い。
そのすぐ外に心臓や大動脈がある。

食道に魚の骨がただ単純に引っ掛かっただけであればたいしたことではない。
しかし、無理な力が加わり食道の壁を骨が貫通すると、
胸郭の中央のすき間に消化液や細菌が入って痛みや高熱を引き起こしたり、
大動脈を傷つけて大出血を引き起こすことがある。

内視鏡で骨が食道に引っ掛かっていることを確認し、
骨を取り出す時にも、食道やその周りを傷つけないよう慎重な対応が必要になる。
特にかぎつめ状の形をしたタイの骨などは要注意だ。当院で骨を確認したものの、
かなり大きいので、安全を期して総合病院の胃腸科を紹介し、そこで取り除いてもらったことがある。

「お正月のおもちがのどに引っ掛かってご老人が・・・」という記事が今年も新聞に載った。
認めるのは悲しいことではあるが、年齢とともに舌やのどの微妙な感覚や、
物を飲み込むときの繊細な動きが徐々に衰えてくる。
大きな魚の身を口に入れると、若い時は上手に骨に気付いて取り出せたのに、
高齢になると気付かずに飲み込んで食道に引っ掛かってしまうことになる。

旬の魚の身が入ったお雑煮や鍋物などもおいしい時節だが、
口やのどの感覚の衰えを自覚したら、口に入れる前に骨をなるべく取り除いてしまうのが賢明だろう。

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